グルテンフリー生活を始めて2年で、自分が具体的に感じた変化についてまとめます。
目次
グルテンフリー生活に入る前の体調
当時の主な症状です。
朝起きられない
週1〜2回は本気で起き上がれない日がありました。週1〜2回も動けないと、さすがに生活に支障が出ます。休職していたこともあります。
やる気・気力が出ない
人生全体に対して投げやりになりがちで、自分にとってライフワークであるはずのイラスト制作の活動もままならない状態でした。
抑うつ
根拠が何もないのに、気分が落ち込んでいました。
つまんない人生だなーとか、生きる意味とはとか、
何のために生まれたのか… 何が君の幸せ… みたいなアンパ◯マンの歌っぽい思考が定期的に出てました。
不眠
眠いのに眠れない。数時間寝付けないことはザラです。睡眠導入剤を飲んで無理やり寝てましたが、寝ても疲れがとれない。この頃、ある整体院に初めて行ったんですが、そこの先生に後に聞くと「最初に顔を見て、あ〜この人寝られてないな〜と判った」そうです。
これらの症状について、自分ではうつ病だと思っていましたが、検査の結果、副腎疲労らしいことが判りました。そこで投薬とは違う対策として、グルテンフリーをはじめとする食事改善&栄養療法を始めることにしました。
グルテンフリー生活前に食べていたもの
朝食にはパンを食べていました。あとは、ケーキやクッキーなどのお菓子。バームクーヘンの大袋とかストックしてましたね… チョコ+プレッチェルの組み合わせも好きでしたね…
またお酒は、クラフトビールが好きでたまに飲んでました。
小麦製品をどのようにしてやめていったか
いきなり全てを断つのはしんどいので、徐々に減らしつつ、代替品に置き換えていきました。
小麦系お菓子の制限については、最初はキツかったですが、代替品を探しつつ段々食べる量を減らしていくと、不思議と甘い物や小麦粉ベースの食品を食べたくて仕方がない気分が起きなくなっていき、まぁ食べなくても良いや〜と思えるようになってきます。というのも、グルテンや砂糖には中毒性があるらしいのですね。中毒だったのねぇ。
ただ、私の場合100%完全に除去しているわけではありません。例えば、小麦は醤油などにも入っています。グルテンフリーの醤油もあるので、自炊する時はそれを使うなどしていますが、こういったものを全て避けるのはかなり難しいです。自分の場合はグルテン不耐症などではないので、完全除去はできなくても良いかなと思っています。ビールもたま〜に飲みます。
外食の時にどうするか
外食時は、できる範囲でグルテン含有食品を避けるようにします。できる範囲で良いと思っています。
メニューを選べる場合は、麺類・パスタなどを避けて選びます。
和食系なら避けられる可能性が高いです。イタリアンだとかなり厳しいですが、肉・野菜系を選べる場合はそれを選びます。
会食などで回避できない時は普通に食べて、その場を楽しむことに意識を向けるほうが良いと思います。
断っているものをたまに食べると反応が出る
アイスでブレインフォグ
乳製品専門店で、ミルク成分たっぷりのアイスクリームを食べました。(うまかった!!)
その夜、見事にブレインフォグ(頭に霧がかかったような状態)の症状が出ました。
卵で尻ニキビ
グルテンとは関係ないんですが、私は卵白・卵黄に食物アレルギーがあるので、これもついでに避けています。たまに卵を食べると、なんでやねん?と思うような箇所にニキビができることがあります。お尻とか、脚のすねとか。尻ニキビがあると椅子に座る時痛いんだわ…
ダブルチーズバーガーで頭痛
チーズバーガー好きなので、たまに食べますが、最近食べたらその日の夜に頭痛が起こりました。
たまに食べるとこういった反応が出るので、やはりグルテンやカゼインを抜くことで体質が変化してるんだなーと実感します。
グルテンフリー実施後に感じた変化
起きられない日が減った
朝起き上がれない日が週1〜2回あったのが、月1〜2回にまで減りました。これならなんとか社会生活ができます。(涙)
寝付きがよくなった
食事改善と、サプリメント摂取により、30分くらいで寝付けるようになりました。
サプリメントについては、後の記事で書きます。
気分が安定した
理由なく落ち込むことはほとんどなくなりました。アンパ◯マンの歌っぽい思考も滅多に出てこなくなりました。
やる気出てきた
休職していた頃は、イラスト制作はほぼできませんでした。でも今はこうしてWordpressを勉強してサイト制作をできるまでになったよ…!(涙)
心療内科を卒業
実は昔、ガチでうつ病になったことがあり、一度寛解しましたが、今回はそれが再発したと思っていました。もう一生鬱と付き合わないといけないのか…と絶望的な気分になっていましたが、副腎疲労のことを知って、今回は違うかもしれない!違うといいな〜!!と思いながら栄養療法に取り組みました。
抗うつ薬を飲んでましたが、効いていませんでした。(ガチ鬱だった時は、本当にうつだったので効きました)栄養療法を始めるタイミングで、抗うつ薬については減薬の後、服用を中止しました。
薬をやめてからも、しばらくは通院してました。
「イラストを描いてますが、今は気力がなくてあまり描けてないんです」
「その作品はどこかで発表しているんですか?」
「一応ネット上に載せている場所があります」(当時、Instagram等には載せてた)
「それはどういうキーワードで検索したら出てきますか!?」(パソコンへ向かう)
「あ、いやいや…」
といった会話をしていました。w
栄養療法を始めて、私の調子がよくなっているのを先生も感じられたのだと思います。ここへの通院は卒業しても良いですよと言ってくださり、晴れて心療内科を卒業となりました。
やってみようかなと思う人へ
鬱っぽい状態が続いていて、疲労感もある人は副腎疲労の可能性を考える価値はあると思います。
ジョコビッチ氏も言ってますが、まずは2週間、小麦製品をできる限り抜いてみると、何らかの体調の変化があるかもしれません。その後パンなどをちょっと食べてみると、より変化を実感できると思います。
続けることが重要なので、重いアレルギーやグルテン不耐症でない人の場合は、完全除去にはこだわらずにゆるく続けるのも手だと思います。
次の記事では、おすすめグルテンフリー食品についてお伝えします。